1: 名無しの旅人 2020/03/14(土) 17:32:33.84 ID:y4bigUnX9
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、奈良市の奈良公園周辺の観光も大きな打撃を受けている。近年、訪日外国人(インバウンド)の増加もあり交通渋滞が深刻になるほどにぎわいを見せていたが、現場を歩くと活気は雲散霧消していた。
6日昼過ぎ、奈良公園周辺は観光客の姿はまばらだった。奈良国立博物館や奈良県立美術館は臨時休館。観光バスは少なく、毎日のように見かけた鹿せんべいを与える観光客の姿も無い。人よりも鹿の数が多いという印象だ。
国の天然記念物「奈良のシカ」の餌となる「鹿せんべい」を生産する市内の会社。男性社長は「一日でも早く収束してもらわなしんどいな」とため息をついた。同社では、1月下旬以降、売り上げは8割も減った。生産を抑えるため、通常午後5時まで勤務のパート従業員には正午で帰ってもらっている。社長は「長期化すれば従業員の生活にまで影響が出てしまう」と危機感を強める。
東大寺や春日大社へ向かう参道も観光客の姿は普段より少ない。3日に大津市から訪れていた自営業、村山壮一さん(62)は当初、3日間奈良市内のホテルに滞在する予定だったが、日帰りに変更したという。「屋外より、人が集まる屋内の方が感染の危険があるのではと恐れてしまう。なるべく建物には入らない旅をと考えた結果、ホテルはキャンセルした」。一方で別の埼玉県の男性(32)は「人が少ないから、感染予防さえしっかりすれば逆にゆっくり観光できる」と、あえて旅行するメリットを強調していた
宿泊施設は厳しい。県旅館・ホテル生活衛生同業組合の2月14日時点の調査では、回答があった38施設で計1万6223人の宿泊キャンセルがあり、キャンセル額は約1億3000万円に上った。その後も客足が回復するめどは立っていない。
昔ながらの町並みが残り、観光客にも人気の「ならまち」エリア。簡易宿泊施設「Tarbo’s House Naramachi」(奈良市納院町)を訪ねると、部屋の机の上にはマスクが置いてあった。
市内でこの施設を含む八つの簡易宿泊施設を経営する「ショートライン」(金児崇行代表)は、2月中旬から宿泊者に少しでも安心してもらおうとマスクを提供するサービスを実施している(一部施設では6日時点で在庫切れ)。ただ現状は厳しく、1月下旬から毎日のようにキャンセルの連絡があり、2月は例年の5分の1の売り上げだった。金児代表は「今は事態が収まるのを待つしかない」と話した。
飲食店では客の年代層により、影響に差が出ているという。ならまちで複数の飲食店を経営する奈良漬けの老舗「あしびや本舗」によると、若者客が中心のガレットとクレープの専門店「&NARA」(同市高御門町)には客足に大きな影響は出ていないが、高齢の客が多い和食店「奈良町 あしびの郷」(同市脇戸町)は、前年比で2月の売り上げが5割減だった。
同社の西田素心(そしん)専務取締役は「感染した時のリスクの大きさを考え、高齢者の観光客が極端に減ってしまったのでは」と見る。事態打開につなげようと、経営する各店では、希望する客に業務用のマスクを提供している。西田専務は「手に入らず困っている方も多いので、お客様への恩返しの気持ち。安心して観光してもらうための手立てを今後も考えていきたい」と話していた。【加藤佑輔】
https://mainichi.jp/articles/20200306/k00/00m/040/207000c
6日昼過ぎ、奈良公園周辺は観光客の姿はまばらだった。奈良国立博物館や奈良県立美術館は臨時休館。観光バスは少なく、毎日のように見かけた鹿せんべいを与える観光客の姿も無い。人よりも鹿の数が多いという印象だ。
国の天然記念物「奈良のシカ」の餌となる「鹿せんべい」を生産する市内の会社。男性社長は「一日でも早く収束してもらわなしんどいな」とため息をついた。同社では、1月下旬以降、売り上げは8割も減った。生産を抑えるため、通常午後5時まで勤務のパート従業員には正午で帰ってもらっている。社長は「長期化すれば従業員の生活にまで影響が出てしまう」と危機感を強める。
東大寺や春日大社へ向かう参道も観光客の姿は普段より少ない。3日に大津市から訪れていた自営業、村山壮一さん(62)は当初、3日間奈良市内のホテルに滞在する予定だったが、日帰りに変更したという。「屋外より、人が集まる屋内の方が感染の危険があるのではと恐れてしまう。なるべく建物には入らない旅をと考えた結果、ホテルはキャンセルした」。一方で別の埼玉県の男性(32)は「人が少ないから、感染予防さえしっかりすれば逆にゆっくり観光できる」と、あえて旅行するメリットを強調していた
宿泊施設は厳しい。県旅館・ホテル生活衛生同業組合の2月14日時点の調査では、回答があった38施設で計1万6223人の宿泊キャンセルがあり、キャンセル額は約1億3000万円に上った。その後も客足が回復するめどは立っていない。
昔ながらの町並みが残り、観光客にも人気の「ならまち」エリア。簡易宿泊施設「Tarbo’s House Naramachi」(奈良市納院町)を訪ねると、部屋の机の上にはマスクが置いてあった。
市内でこの施設を含む八つの簡易宿泊施設を経営する「ショートライン」(金児崇行代表)は、2月中旬から宿泊者に少しでも安心してもらおうとマスクを提供するサービスを実施している(一部施設では6日時点で在庫切れ)。ただ現状は厳しく、1月下旬から毎日のようにキャンセルの連絡があり、2月は例年の5分の1の売り上げだった。金児代表は「今は事態が収まるのを待つしかない」と話した。
飲食店では客の年代層により、影響に差が出ているという。ならまちで複数の飲食店を経営する奈良漬けの老舗「あしびや本舗」によると、若者客が中心のガレットとクレープの専門店「&NARA」(同市高御門町)には客足に大きな影響は出ていないが、高齢の客が多い和食店「奈良町 あしびの郷」(同市脇戸町)は、前年比で2月の売り上げが5割減だった。
同社の西田素心(そしん)専務取締役は「感染した時のリスクの大きさを考え、高齢者の観光客が極端に減ってしまったのでは」と見る。事態打開につなげようと、経営する各店では、希望する客に業務用のマスクを提供している。西田専務は「手に入らず困っている方も多いので、お客様への恩返しの気持ち。安心して観光してもらうための手立てを今後も考えていきたい」と話していた。【加藤佑輔】
https://mainichi.jp/articles/20200306/k00/00m/040/207000c
引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1584174753/
【奈良「助けて!鹿せんべいの売上が8割減なの・・・」】の続きを読む