JR西、年末年始の予約63%減　新幹線や在来線
2020年12月10日 16:22
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD103030Q0A211C2000000

JR西日本が10日発表した年末年始（12月25日～2021年1月5日）12日間の指定席予約状況（9日時点）によると、新幹線や在来線の予約席数は前年の同時期より63%少ない56万3千席だった。新幹線が64%減、在来線が56%減と新型コロナウイルス感染拡大が響いている。指定席の提供数は新幹線では前年と同水準を維持し、在来線は10%減らし、合計で2%減の377万9千席となる。

関西国際空港方面へ向かう在来線の予約席数が88%減るなど空港利用者の減少が目立つ。一方で北陸新幹線の予約席数は上下合計で4割減と、山陽新幹線や在来線に比べ落ち込みが小さい。JR西では、今夏に導入した、早めに予約すると安くなるネット限定のチケットサービスの利用者が増えたためとみている。